世界の抱える問題とは何か。
これから自分たちが暮らし、作り上げていく社会の問題は何か。
多数あると思います。
例えば私が現在注目しているのは「Neo高福祉国家のモデル」です。
みなさんも御承知の通り、北欧の多くの国家は福祉国家と言われています。
税金の高さは世界基準にしても非常に高く、スウェーデンやデンマークに至っては消費税率が25%と世界最高レベル。
ここでおもしろいのは、高福祉国家と言われる北欧諸国は、現在景気低迷を続け、
そのレジームの影響から大企業のみの生存が維持されているだけです。
そして、北欧諸国が現在目指している国家モデルは日本ということが注目されます。
消費税率5%で社会保障制度がガタガタの日本が、高福祉諸国のモデルとみられているわけです。
話が逸れましたが、今回の首題にあるように、
これからの世界が抱える問題とはなんなのでしょうか。
私は「ITの進展とその終焉(変化)」と考えています。
現在の多くの企業の事業モデルにおいて、ITは欠かせないものとなっており、
ベンチャー企業の多くはホワイト・スペースを見つけようと様々な事業展開を見せています。
しかし、社会は常にパラダイム・シフトによって激動を迎えてきました。
興味のある方はトーマス・クーン氏の『科学革命の構造』をお勧めします。
現在の世界を席巻しているものは明らかにITだと思います。
もはやPCは生活必需品となり、モバイルも急成長を見せ、ついには「iPad」まで登場しました。
現代における革命ともいえるITの成長はどこに着地するのか。
おそらくそれは人間そのものへの最適化だと考えます。
(cf : http://www.kokaku-s.com/)
人間の行う活動全てにテクノロジーが適応され、
もはや人間無しでも世界が廻ってしまうのではないか、と思います。
これは問題というよりも一種の危機感にも似た感覚ではありますが、
その行きつく先がどうしても明るくは見えないのです。
医療が倫理と戦い、kindleが倫理と戦い、Googleもいずれは倫理と戦うことになります。
それはITも同じではないでしょうか。
グローバル化のもたらした影響は過度に大きく、
現在まで成長(膨張)を続けています。
このことが、将来の世界において、もろ刃の剣として立ちはだかるのではないか、と考えています。
【議論求む】
・ITの今後についてどう思いますか?
・あなたの考える「今後の世界が抱える問題」はなんですか?
・それに対する効果的な打ち手はなんですか?
人に意見は発言無しには伝わりません。
届きませんし、変えられません。
人に意見は発言無しには伝わりません。
届きませんし、変えられません。